薬学部の実習って実際何をするの?~低学年で行う実習内容~

薬学生活

こんにちは!なのはなです🌼

暑さもだんだんと本格的になり心と体もぐったりとやられていましたが、最近は色んな方たちの支えのおかげでまた元気に回復してきました😊

やや久しぶりの今回の記事では、薬学部の実習って実際何をするのか?について書きたいと思います💊

以前こちらの記事で、薬学部の実習を早く終わらせるためには?についても書いていますので良ければこちらもご覧ください↓

薬学部では5年次に初めて病院と薬局に行き実習をする実務実習がありますが、それまでの1年~4年次は実際の現場に出向いて実習することはありません。

薬学部の1年~4年次の時に指す実習は、学内で実験を行う学生実習のことを言います☺️

私は今3年生で実務実習の経験はまだないため、今回の記事では学内で行う学生実習について書かせていただきます✍️

実験実験と言っても実際何をしているの?と疑問に思う方も多くいらっしゃると思いますので、今回は私が現時点までに実際に行ってきた学生実習の内容について紹介させていただきます!

なおここでは私の大学に焦点を当てた内容についてお話させていただきます。

大体の薬学部で学ぶ内容は一致しているものの、大学が変われば多少差異はあると思いますのであくまで1つの一例として楽しんでいただければ幸いです✨

薬学部の実習

  1. 実習の大まかな流れ
  2. 科学実習入門
  3. 有機化学実習
  4. 生物学生体分子学実習
  5. 免疫&DNA実習
  6. 物理化学実習
  7. 漢方実習
  8. まとめ

実習の大まかな流れ

まず実習の内容に入る前に、簡単に薬学部での実習の流れを紹介させていただきます。

私の大学では実習のある日は座学の授業は午前中のみ、午後は実習室に移動して終わるまでひたすら実験…という感じになっています🧪

実習の予習(必要があれば)

学内で実験

帰宅後レポート

このような感じで実習期間は過ごしています。

実習期間は拘束時間も長く、家に帰ってもレポートに追われ更には実習に関係のない通常の座学の講義の課題やらレポートやらもあるためなかなか時間が取れず大変ですが、これでこそ薬学生と気持ちを割り切って楽しんでいます💡

実習の終わる時間もそれぞれの実習によって様々なので、一概に〇〇時に終わる!などとは言えないのですが、早い時もあれば21時近くまでかかったこともあります…💦

蓋を開けてみないとその実習の色が分からないのもワクワクでもありドキドキでもあります🥺

まわりの学生たちも実習期間はメンタルがぶれぶれになっている子が多いですが、その分終わった後の開放感は言葉にできないです☀️

科学実習入門

ここからは私が現時点までに行ってきた実習内容を簡単に紹介させていただきます。

まず、1年次の1番最初に行ったのが科学実習入門と題して、今後本格的な実習を行っていくにあたっての準備のような内容でした。

2年次以降数え切れないぐらい使うことになるであろうたくさんの実験器具に触れ、実習というものに慣れていくことができました。

登場頻度の高い実験器具で私が個人的に好きなものはマイクロピペットです。

μL単位で液体を測り取ることができ、操作も1度慣れてしまえば不器用な私でも簡単に扱うことができます🙆‍♀️

本格的な実習に入る前の準備段階があったことで薬学部の実習というものに慣れることもできました。

有機化学実習

ここからは専門的な実習についての内容です。

有機化学実習では、有機溶媒を主に用いて医薬品の合成などを行いました。

有機溶媒は独特な匂いが強いため、実習期間中は鼻が麻痺していました(笑)

ジエチルエーテルという有機溶媒は副作用が悪夢らしいのですが…実習期間で夜もぐっすり眠っていたのか悪夢どころか夢すら見なかったので良かったです…。

合成した物質は見た目も綺麗なものが多いので実験していて楽しかったです!

生物学生体分子学実習

生物系の実習では微生物の培養を主に行いました。

寒天培地と呼ばれる微生物を増殖させることのできる培地でひたすら微生物を増やしていました。

増やした微生物を採取して観察したり特徴をまとめたり…私自身がやっていて1番楽しいと思えた実習です😆

免疫&DNA実習

既に採取してあるヒトの血液などを用いて免疫をチェックしたり、動物組織からDNAを抽出したりする実験を行いました。

細かな操作も多く、更にはDNAというとても小さくてなかなか想像もしにくいものを扱ったため個人的には難しかったのですが、目に見えないからこそ好奇心も湧きました🙌

これらの技術が医療にも応用されていると思うと科学の力ってすごいなと感じるようになりました。

物理化学実習

物理系の実習です。

高校生でも習う方が多いであろう中和滴定を実際にやったり、計測値を正確に扱う分析系の力の問われる実習でした。

他の生物・化学の実習は、数値は言ってしまえば大まかにさえあっていれば大丈夫なことも多いのですが、物理の実習では小数点以下4桁までの正確さが求められます。

レポートでも曖昧な数値を書くと減点されてしまうため、測定値の扱い方にも慎重になります。

漢方実習

漢方、そして漢方の元になる生薬を扱った実習です。

実際に生薬を口に含んで味を確認したり、生薬そのものは味が悪くて食べにくいので蜜蝋(いわゆる蜂蜜)を入れて混ぜて口に含みやすくしたり…といったことを行いました。

更に生薬にはそれぞれに異なった成分が含まれているのですが、本当にその成分が含まれているのか?を確かめるための実験も行いました。

生薬を蜜蝋(ハチミツ)と混ぜている様子です。

まとめ

私が3年生前期までに行ってきた実習は上記の6つです👍

実習期間中は大変だな~と感じることが多いのですが、終わってしまうとどれも楽しかったなと思うものばかりでした💓

実験ができてこそ薬学部の醍醐味ですし、普通に生活していたらこんなに本格的な実験はできなかったと思うので貴重な経験ができていることが本当に嬉しいです。

私自身、理科の実験が好きで実験がしたくて薬学部を選んだということもあるので、実験のできる実習は心が踊ります🥰

薬学部にこれから入学される方、今1年生の方々の参考になりましたら嬉しく思います!

運営者プロフィール

「なのはなの夢を叶える薬局」ブログ運営者のなのはなです✿
2022年4月より薬学部の大学生として勉強しております。
高校生の時に適応障害という心の病気になってしまったことをきっかけに浪人・休学・退学・社会人…そしてもう一度大学受験をするという少し回り道な人生を歩んできました。
ストレートに夢を叶えることができなかったからこそ「夢を追うすべての人を応援したい」というコンセプトで、学生の勉強全般、薬学生活、夢を追うこと(ライフスタイル)について発信しております🍀

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