こんにちは!なのはなです🌼
以前こちらの記事で薬学部1年生で学ぶことについて書かせていただきました↓
薬学部一年生で学ぶ講義内容 | なのはなの夢を叶える薬局 (nanohanayumekana.com)
1年が経過し、私自身も2年生での学習を終えたところなので、今回は薬学部2年生で主に学ぶことについてまとめさせていただこうと思います💊
大学によって多少の差異は出てくるかと思いますが、あくまでも私の大学はこんな感じで2年生はこのような内容を学ぶんだなあと参考程度に楽しく読んでいただけたら嬉しく思います😌
薬学部2年生で学ぶこと
①生薬学
薬には天然の植物由来の成分を使っているものも数多くあります。
生薬学では、そのような天然の植物が元となって薬になるその元の植物について学びます🌱
生薬学は丸暗記しなければならない項目も多く、特に植物の学名などはラテン語が使われているため暗記はかなり厳しいのですが…💦
でも植物の写真などはカラフルで見ているだけでも楽しいので、お花が好きな方は楽しく学べる学問の1つかと思います😊
天然のものが薬になるのはすごいなあと生薬学に触れるたび感動もします…!
生薬学は苦手だと言う人も多いですが、極めるときっと楽しいと思います!
②薬理学
薬学部の要の1つでもあるのが薬理学だと思います🤔
1年生までに体の仕組み(機能形態学)を学んだら、更にそこから薬がどのように効いていくのかを学びます。
薬理では、薬名・作用点・作用機序と覚えることが膨大で、更に作用機序はメカニズムをしっかり理解しなければいけないため勉強は大変ですが、今まで自分が飲んでいた薬の効き方がメカニズムで理解できるようになると新たな発見に感動でいっぱいになりました!
薬名はカタカナばかりで頭が混乱しそうになりますが、先生が講義で語呂合わせなども教えてくださるため、いかに効率良く暗記していくかもポイントになってきます。
一気に専門的な内容になっていきますが、でもだからこそ薬理の授業が始まってこそ薬学部という実感が沸いた!という学生もたくさんいました😃
勉強内容は大変でも、薬学生という実感を持てる楽しい科目だと思います。
③微生物学
世の中はたくさんの微生物で溢れています。
そんな微生物が原因で感染する病気について細かく学べるのが微生物学です🧪
この病気にはこの微生物、というように病名と微生物名をリンクさせる必要もあり、こちらもやや暗記する力が必要になってきました。
覚える量は膨大でしたが、世界中に溢れている様々な病気を知ることもできたので、自分の知識がどんどん深まっていくのを実感することもできました!
更には感染症が感染する経路も微生物によって異なるため、学べることがたくさんあります💪
④生化学
人間の体内で起こっている化学変化を学ぶ学問です。
理系の方ならもしかしたら耳にはしたことがあるかもしれない、解糖系・クエン酸回路などについて詳しく学んでいきます。
経路を学ぶのは迷路みたいで混乱しましたが、自分の体の中でこんな複雑なことが起こっているのはすごい!と驚きと発見の連続でした。
メカニズムを理解してしまえば迷路の経路もスムーズに頭に入れることができるので、ストーリーをしっかり理解するとすんなり理解できます💡
⑤有機化学
多くの薬学部で1年生のうちから有機化学は学ぶかと思いますが、2年生になると更に専門的に深~く有機化学を学びます。
反応機構もより複雑になりややこしくなりますが、有機化学の基本を理解できてさえいれば大きく躓くことなく進んでいけるかと思います✊
有機化学の先生も仰っていますが、有機化学は0か100かの学問で、得意な人はとことん得意だけど、苦手な人はそもそもどこが分かっていないのかも分からない状態になってしまうそうです😢
有機化学はパズルみたいで極めるととにかく楽しい学問だと思いますので、苦手を積み重ねていかないことが1番重要だと思います!
私が薬学部の科目で1番好きな科目がこの有機化学です✨
⑥衛生・栄養
衛生・栄養も薬学部で学ぶ学問の範囲です。
この分野は特に学校薬剤師のお仕事に関わってくるそうです。
衛生では空気中の二酸化炭素濃度の測定方法、栄養では糖質・タンパク質・脂質の三大栄養素など…、薬と直接的には関連しない内容も国家試験では出題されるので大事な範囲の1つです。
こちらは日常生活とリンクさせる内容が多かったので、役に立つ知識が増えていく感覚で楽しく学ぶことができました。
⑦免疫学
特に私が1番苦戦した科目がこの免疫学でした😨
1度感染した病気にはしばらく感染しにくい、といった内容のお話はもしかしたら耳にしたことがある方も多いかと思うのですが、その1度体内に入った病原体は体が排除してくれる仕組みを学ぶのが免疫学です。
とにかくストーリーが長くて複雑なので、1回の授業を理解せず放置してしまうと雪だるま式に内容が分からなくなってしまいました😭
しかし、免疫という仕組みはとても興味深くて知れば知るほどもっと理解したいという気持ちになれたので、ストーリーを理解できるとどんどん楽しくなっていきます!
免疫学はノートにまとめるよりも、自分の理解できていない部分を誰かに語りかけてあげるつもりで説明できるようになるまで理解していくと勉強がしやすかったです✍️
⑧基礎的な英語
薬学部なのに英語…😱と思われがちですが、1年生の時も学んだ英語は引き続き授業があります。
ただし、文系の語学系の科目ではないので読む文章は、比較的基礎的な内容が分かっていれば読める文章です。
更に医療にまつわる英文が用意されているので、医療の知識もつけながら英語を学ぶことができます。
薬学に関連しない科目とはいえ英語も合格点を取らなければ進級はできないため、楽しみながら確実に取っていきたい科目です🙆♀️
⑨実習
1年生では基礎的な実習を行うのみでしたが、2年生からは実習が一気に本格的になります!
実習期間もグンと増え、私の大学は前期後期それぞれ実習期間は1ヶ月ずつでした。
実習期間も時間も長くレポートにも追われ、家に着くのが日付の変わる手前だったり寝る時間もなかったりと何度も心が折れそうになりましたが、同じように頑張る仲間の姿にたくさん励まされ乗り越えることができました🍀
私の大学で2年生の間に行った実習は
・生薬学
・有機化学
・物理学
・微生物学
の4つでした。
扱う薬品もより危険なものが増えたり、実習手順も説明が簡素化されて、やり方は自分たちで考えてくださいというものが増えたりと、自主性に任されることも増えてきました。
内容としては大変ですが、ようやく薬学部らしい実験ができてきたと実感できます☺️
いかがでしたでしょうか。
1年生の頃と比べるととにかく難易度が上がりより内容が専門的になりました。
しかしその反面、やっと薬学部らしい勉強に近づいてきたと嬉しくなるのも事実です!
特に薬理学などは薬の名前がたくさん登場するため、薬学部で学んでるんだな~!という実感を得ることができました🌟
1歩1歩乗り越えていけばいつかゴールは来ると思いますので、この先も少しずつクリアしていきたいです。
薬学部新1年生、新2年生の方は、これから始まる薬学部の勉強に期待を膨らませていただきたいなと思います💕
(確かに大変なのは事実ですが、やるべきことをしっかりやっていれば必ず乗り越えられる内容ですので、過度な心配はしなくて大丈夫です✏️!)
薬学生の皆さん、来年度も共に頑張りましょう!
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